Que seja feliz

強くなる為のブログです。日記を書くような感覚で書いています

押しボタン式の信号と気づかずに待っていると、寂しくて死にそうになる。

23.0811

 

夏のキッチンは暑い。

冷房は効かないし、サーキュレーターも役目を果たさない。換気扇を回しても暑さは無くならない。

 

うちのキッチンは西向きなので19時ぐらいまでは、キッチンに立たないほどだ。

 

夏に揚げ物が出てきたなら、みんな作ってくれている家族に金を払え。

 

晩御飯を食べ終わって、一息ついた21時過ぎに、アイスコーヒーが飲みたくなってフラリとコンビニまで散歩した。

 

コンビニを出ると生ぬるい風に当たって、このまま帰るにはもったいない気持ちよさだった。

ペットボトルに入ったアイスコーヒーを飲みながら、「あ、お酒買えばよかったか」と思ったけど、コンビニの中に入ってお酒を選ぶのも面倒くさい。

 

しばらくすると、高校生ぐらいのカップルが浴衣で現れた。

近くでお祭りをやっている様子はなかったから、自分たちで花火でもしたのかな。

油臭い揚げ物を食べながら中良さげに話しているのを見るだけで胸糞悪かった。こんなに寂しい思いをしている私を気遣って早く帰れよと思ったけれど、きっと二人には最高の時間なんだろうなと思って私が帰ることにした。

 

歩き出してもやはり、帰りたくなくて無駄に自宅マンションの周りを何周かした。

 

家に帰らず、近くの公園のベンチでお酒を飲み時間を潰す父親がいると聞いたことがあるけれど、気持ちがわかるような気がした。

家の明るさが暖かさが、鬱陶しくて仕方ない。

気持ちは暗いのに、明るすぎる。

 

そういや、私が中高生の時も同じように家に帰りたくなくて、夜に友人達とコンビニまで散歩してダラダラしていた。今まで忘れていた。

 

私はずっと、帰りたくないのだ。

 

何で思い出せなかったんだろう。

なのに、兄弟の中で私だけが母と暮らしている。急激に現実がわからなくなった。

何してたんだっけ?と不思議でしかなかった。

 

時間がワープしたみたいな感覚になった。

 

私は家を出たいのだ。

外に出てみたい。

これが全てなのかもしれない。